家の名前に、スミレハウスとか田中ハウスなどと、何とも収まりの悪い名前をつけるようになったのは、いつ頃からなのだろうか。YAMADA HOUSE や SUZUKI HOUSEに至っては、丸谷才一風にいえば「田舎ハイカラ」もいいところだ。
話はちょっと変わるが、昔、新橋にポンヌフという名前の立ち食いそば屋があった。フランス料理屋でなく、こ汚い立ち食いそば屋というところが、ほのぼのとしていて実にいいですね。今でもカフェテリアでそういう名前の店があるようだが、これでは何の面白みもない。
閑話休題。
確かに、ウサギ小屋のような家に、カウフマン邸というように邸という名前をつけるのは抵抗があるし、落水荘と荘の字をあてるのも何だかアパートのようで具合が悪い。それである時、「ハウスはどや」ということになったのだろう。
Be0013とかBe0071というのが簡単で良いが、個人的には永田昌民さんの「東久留米の家」とか「上原の家」という「家」というのが、外連味が無く凛としていて気持ちがよい。諸兄、諸姉は如何お考えでありましょうか。